テルミー療法の特徴 治療器の説明 効果・効能 歴史・由来
■テルミー療法とは?
イトオテルミー療法は、医学博士:伊藤金逸氏によって20数年に及ぶ
長い研究からうまれ、1929年(昭和4年)に発明された療法です。
「イトオ」は、発明者の姓をとり、
「テルミー」は、ギリシャ語を語源とした”温熱療法”を意味します。
からだにぬくもりと刺激を与えることで、自然治癒力に働きかけ、病気の予防、疲労回復、健康増進を図る温熱刺激療法です。
金属性の2本の器具/冷温器に、数種類の生薬成分からできているテルミー線を挿入し、火をつけ、皮膚の上を擦っていきます。(摩擦法) 心地よいあたたかさで、血液やリンパの流れを促進し自然治癒力を高めます。直接、皮膚に触れられない時は、スコープという器具を用います。
■テルミー療法の特徴
■治療器の説明
・冷温器
万年筆程の大きさで、外管、内管からなる金属性の器具です。基本的に2本1対で使用します。この器具で直接皮膚に摩擦していきます。
※医療器具として認可されています。
・テルミー線
もぐさやスギの葉の粉など数種類の植物と生薬成分が含まれたテルミー線(棒状のお線香のようなもの)が熱源です。
からだの表面はもちろん、深いところまで温熱作用を働かせ、止血・鎮痛・鎮静・強壮・利尿など広い薬理作用をもっています。テルミー線に火をつけて、冷温器またはスコープで施術していきます。
・テルミースコープ
テルミー線を挿入して使用します。患部にたくさん熱を入れたい時や、傷などがあり皮膚に直接触れない時などに使用します。
■テルミー療法の効果・効能
テルミーの温熱刺激は、自然治癒力に活力を与え、
こころとからだを癒します。
温熱刺激作用によって、血液やリンパ液の流れを促進させ、
全身の疲労回復、筋肉のこりと痛みの緩解、胃腸の働きを活性化させるという効果があります。
◎代表的な適応症状として
・全身症状………………発熱、微熱の継続、不眠、疲労、むくみ、冷え、 二日酔い
・頭・顔の症状…………頭痛、目の疲れ、鼻がつまる
・胃腸の症状……………胃のもたれ、便秘、下痢
・首・肩・腰の症状……肩のこり、腰痛
・手・足の症状…………肘の痛み、手首の痛み、膝の痛み
・皮膚の症状……………皮膚のかゆみ、吹き出もの
・心が関係する症状……イライラする、食欲不振
■テルミーの歴史・由来
イトオテルミー療法は、医学博士である伊藤金逸氏が1929年(昭和4年)に発明した民間療法です。
■創建者 伊藤金逸博士
伊藤金逸博士は、京都府立医学専門学校(現、京都府立医科大学)を卒業し、東京帝国大学精神医学教室に入局し、当時最先端の西洋医学でもなかなか救われない人がいることに悩み、人を根本から治療に導くにはどうしたらいいかと、20年に渡る研究に励み、その結果、生活の基盤である家庭に着目。
病気になってから治すのでなく、病気にならない健康づくりを目指し、香炉鉢にヒントを得て、イトオテルミー療法を発明しました。
イトオテルミーについて詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。